Magnolia

（暗い廊下を人目を忍ぶ様に渡りきって、幼き日より変わらぬ慣れ親しんだ扉に手を掛ける。
　大きな扉の筈なのに、主を招き入れパタンと閉まる扉の音は手入れの程を窺わせ、小さい。）

――…。

（自室に戻ったからだろうか、小さく小さく、心よりの溜息が漏れた。
　普段だったら気になる汚れも気にならない程、意識が白濁していた。）

（――正直、腕を上げることも億劫なくらいだ。）

（頭の隅で言葉が上るが、唇に乗せるには、目蓋が重すぎた。
　気怠くて気怠くて、何もかもどうでもよくなる。
　しかし、主の帰宅に気付いた『彼女』に擦り寄られると、唇は自然に弧を描いた。）

（…ただいま。）

（小さく心の中で呟いて、泥除けのマントの留め具へ手を掛ける。
　そのまま歩みながら脱ぎ捨てて、他の装飾にも手を掛けては床へと落としていく。
　段々と身軽になっていく足の向かう先は、一直線に寝台で…）

（血や泥で汚れているであろうローブを気にする事もなく、ぽふん、と倒れこむ。）

――…疲れた…

（自然と漏れた言葉は、幼さを孕んで。
　あとはもう、自然に落ちる目蓋に抗う事ができずに夢の中。）



（数時間後、使用人の金切り声で起こされるまで。）



←----------------------- ｷﾘﾄﾘ -----------------------→

この数日、ギガンティア頑張ってます(｀・(ｪ)･´)
毎日4回くらいアルさんは通っている状態なので、とってもお疲れモード。
汚れるの嫌いだけれど、汚れも気にしない（というか出来ない）くらいグテングテン。
脱ぎ散らかすわ、ベッドを汚すわ、惰眠を貪るわー…で駄目な子です。

おかげで情報変更できましたヾ(｡･(ｴ)･｡)ノ
ついでにキャッチフレーズや称号も変更。
称号は…アルさん名前が長いから、短くしよう…っと。（見た目を）

でも、まだ暫くは通うのです。
欲しいものが、あるのです。多分。
連行されてても、気にしないでください。