Magnolia

（カリカリと書き物の音がする室内で）

――…っ…

（短く息を飲む音と、積み上げられた書物が雪崩れた音がした）

あぁ…またやってしまいました…。
何度目かわからない雪崩に、溜息しかでません。
…最近どうも、散らかっているような気がするんですよね。

――片付けに来る使用人を断っているのがいけないのだけれど。

片付けに来られても資料の場所を移動されたりと、色々と困るのです。
…しかし、自分で片付けようにも……

――積み上げる事しかできない、か。



…そういえば、あれが使えるかもしれません。
こう見えて、私も精霊術師のはしくれ。

掃除道具に絵を描いて…っと。




――ドローブラウニー――



（男は小さく、彼らの名を唱えた）



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ブラウニーってどんなんだろうっと思って、想像してみた。

ブラウニーは茶色の妖精さんだよね。
お洋服は汚いらしい。そしてミルクをあげる。
安　直　す　ぎ　る　！

いや、でもEBは精霊ブラウニーだし、他の精霊は獣っぽいし…

想像してみた。

茶色＝リスじゃね？

安　直　す　ぎ　る　＾＾

っという、落書き。



アルさん、写生するのは得意だけれど…
ブラウニーを描くぞーっと思って描いても、目の前にいないと上手に描けない子だと思うんだ。