EB
――ひれ伏しなさい。
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この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『エンドブレイカー!』用のイラストとして、アルトゥールPLが作成を依頼したものです。 イラストの使用権はアルトゥールPLに、著作権は御煮はね絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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薄暗い路地を、男は歩いていた。
急いでいるのか、後に響く靴音は何処か神経質で苛立っており、また一歩控えて続く獣の足運びも早い。
自覚できる程、男は苛立っていた。
先程からずっと同じ景色の中にいるのだ。何度か通ったその場所から抜け出せず、また其れを幾度となく繰り返す。
其れもこれも幾度となくあった分かれ道で、都度杖を倒して行き先を決めていたのがいけない。その考えも考えない訳ではなかったが、その考えは頭に浮かんでは否定した。まさか自分に限って、と考える性質なのだ。
ぴちゃり。
不快で耳障りな、水音がした。
続いて、ぼとり。と落ちる音。視線を向けるとウネウネと気持ち悪く動くスライムの姿。
男よりも先に気付いていた同行者が暫く前から足を止めていた事に気付く。彼女は不機嫌そうに喉を鳴らして威嚇し、命じられ慣れているのか離れた距離にとどまっていた。彼の邪魔にならないように、彼を心配させないように。
男は愛しき獣の位置を目だけで確認し、杖を握りスライムへと向き直った。
スライムが動く。男が気付くよりも先に男に気付いて現れた為、分があるのだ。
飛来した粘着液が真白のローブの裾に当たり、ジュッと嫌な音と厭な臭いをさせた。
男は気に入りのローブを表情無く見下ろして、そして、
――口角を上げた。
「好い所にいらっしゃいましたね。丁度退屈していたところなのです。
私にまみえた奇跡に感謝し、私の鬱屈した気持ちを受け入れられる事を光栄に思いながら、
塵と消えるが良い。」
男は片手に持った杖を高く掲げ、
「さぁ、楽しい遊戯の時間ですよ? ――ひれ伏しなさい。」
杖から溢れ出た力は閃光となり――――。
←----------------------- キリトリ -----------------------→
最近、アルさんはSに見せかけたドMだと思えてきた…
いや、NだったのけれどSだって言われるから、よくよく考えてみたんだけどね?
ドMじゃないのかな。
アトリエ紹介は非常にマイペースです、ね。
元々マイペースだけど。
納品されてから半年たってますね。その内それ以上のもポコッと出るんだ。
書こう書こうと思っている事はあるのだけど、そこまで行き着かないって言うか…うん。
因みにこちら、初バトピンです。アルさんはバトピンが一枚しかありません。
星霊ピンはバトルっぽくない物ばかり作っているので。
アルさんが主役でドーンなピンはこれだけです。今後もこれだけ予定。
アルさんがドーンって言うやつよりも情景とか、雰囲気重視系が好きなのです。
普段星霊ばかり使ってるけど、武器のバトピン一枚は欲しいな、と思いつつ
クール綺麗系男子を描ける方を考えて、御煮絵師さま。
いつ受付されるのかなーっと軽くストーカーになりながら
くーるびゅーてぃあるとぅーるになりました。
御煮絵師さまに感謝感謝!ありがとうございます。
……別件もありがとうございます。っと、こっちで。
この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『エンドブレイカー!』用のイラストとして、アルトゥールPLが作成を依頼したものです。 イラストの使用権はアルトゥールPLに、著作権は御煮はね絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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薄暗い路地を、男は歩いていた。
急いでいるのか、後に響く靴音は何処か神経質で苛立っており、また一歩控えて続く獣の足運びも早い。
自覚できる程、男は苛立っていた。
先程からずっと同じ景色の中にいるのだ。何度か通ったその場所から抜け出せず、また其れを幾度となく繰り返す。
其れもこれも幾度となくあった分かれ道で、都度杖を倒して行き先を決めていたのがいけない。その考えも考えない訳ではなかったが、その考えは頭に浮かんでは否定した。まさか自分に限って、と考える性質なのだ。
ぴちゃり。
不快で耳障りな、水音がした。
続いて、ぼとり。と落ちる音。視線を向けるとウネウネと気持ち悪く動くスライムの姿。
男よりも先に気付いていた同行者が暫く前から足を止めていた事に気付く。彼女は不機嫌そうに喉を鳴らして威嚇し、命じられ慣れているのか離れた距離にとどまっていた。彼の邪魔にならないように、彼を心配させないように。
男は愛しき獣の位置を目だけで確認し、杖を握りスライムへと向き直った。
スライムが動く。男が気付くよりも先に男に気付いて現れた為、分があるのだ。
飛来した粘着液が真白のローブの裾に当たり、ジュッと嫌な音と厭な臭いをさせた。
男は気に入りのローブを表情無く見下ろして、そして、
――口角を上げた。
「好い所にいらっしゃいましたね。丁度退屈していたところなのです。
私にまみえた奇跡に感謝し、私の鬱屈した気持ちを受け入れられる事を光栄に思いながら、
塵と消えるが良い。」
男は片手に持った杖を高く掲げ、
「さぁ、楽しい遊戯の時間ですよ? ――ひれ伏しなさい。」
杖から溢れ出た力は閃光となり――――。
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最近、アルさんはSに見せかけたドMだと思えてきた…
いや、NだったのけれどSだって言われるから、よくよく考えてみたんだけどね?
ドMじゃないのかな。
アトリエ紹介は非常にマイペースです、ね。
元々マイペースだけど。
納品されてから半年たってますね。その内それ以上のもポコッと出るんだ。
書こう書こうと思っている事はあるのだけど、そこまで行き着かないって言うか…うん。
因みにこちら、初バトピンです。アルさんはバトピンが一枚しかありません。
星霊ピンはバトルっぽくない物ばかり作っているので。
アルさんが主役でドーンなピンはこれだけです。今後もこれだけ予定。
アルさんがドーンって言うやつよりも情景とか、雰囲気重視系が好きなのです。
普段星霊ばかり使ってるけど、武器のバトピン一枚は欲しいな、と思いつつ
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